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ゲームCGを学べる名古屋の専門学校 名古屋工学院専門学校の教員によるブログ。 学校のことからゲーム開発の裏側まで、幅広く書きます。 ゲーム好きには読む価値あり!
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    芸術の秋、いや芸術の初夏です。

    現在3つの注目すべき展覧会が開催されています。


    ●「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」  

    名古屋市美術館 9月4日(日)まで。

     

    ●「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」

    豊田市美術館 8月28日(日)

     

    ●「ジム・ダイン展」

    名古屋ボストン美術館 8月28日(日)

     

    レンブラントは17世紀の画家で、光と影の描き方にすばらしい

    演出力が伺えます。学生の頃に見に行って、その画面から光が

    溢れ出るような表現力に圧倒されました。

     

    フェルメールも同じ時代の画家ですが、世界に30数点しか作品が

    残っていないという人です。ワタシはまだ一度も彼の作品の前に

    立ったことがありません。

     

    ジム・ダインは、今も元気にご活躍中のアメリカの美術家です。

    彼の作品との出会いは、学生時代に洋書店で見た画集だったと

    思います。今までに見たことのない荒々しいタッチと不思議な生々

    しさの魅力にやられてすぐ購入、模写しました。

    また、この頃のポップアートの作家たちからは、モノのとらえ方

    の多様性に刺激を受けました。

     

    展覧会で作品を鑑賞するときに、ちょっと考えてみてください。

    一枚の絵の前、ほぼ1m前後に立ったとき。

    その場所は、その作品を描いた作者も立った位置なのです。

    展覧会の場合は制作されたアトリエではないので少し意味は

    違ってきますが、作品と作者の関係だけを思えば同じところに

    観者は立っているのです。

     

    以前、オーストラリアのウルル(エアーズロック)の麓で、

    5000年前に描かれたアボリジニたちの壁画の前に立ったとき、

    5000年の時を経てそれを描いた人と同じ場所に立っている

    ことになんとも言えぬ感動を覚えたことがあります。

    今もワタシの作品制作において深く影響を与えられ続けています。

     

    今回の展覧会は遠くはるばる世界中からかき集められた作品群です。

    観に行くと、かつて他の展覧会で会ったことのある作品と

    また会ったりして、懐かしい人とあったような気分になるかも

    しれません。

    いろんな展覧会を見てくると、時を経て何度か再会する絵があって、

    「また会ったね!」と懐かしい気持ちになります。

     

    みなさんもこの機会に沢山の作品に出会うことをお勧めします。

    特にフェルメールは今度、いつ会えるかわかりませんからね。

    (ニ)
     

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