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ゲームCGを学べる名古屋の専門学校 名古屋工学院専門学校の教員によるブログ。 学校のことからゲーム開発の裏側まで、幅広く書きます。 ゲーム好きには読む価値あり!
2024 . 04
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    十代の終わり頃、無性に東京に憧れていました。
    やむをえず名古屋の大学に通っていたんですが、
    その自分の境遇がとにかく口惜しくて、
    名鉄から、併走する新幹線をみるたび、
    “あれに乗れば東京に行けるのに”……と歯がみしていました。
    結局名古屋の大学は2年でやめ、念願かなって上京したのですが、
    そのときの高揚感は、とても言葉では言い表せません。
    999に乗り込んだ鉄郎少年のようなものかも知れませんね。

    そんな「新幹線で東京へ」ですが、
    今では学会や仕事の打ち合わせなどで、二ヶ月に1度はやっています。
    こうなると、ただの日常業務。
    別に浮かれる事もなく、
    黙々と本を読んだりパソコン叩いたりして90分ほどを過ごしています。
    それでも、乗客のみんながそんな人ばかりって訳でもないですね。
    はしゃいでいる人とか、今イチ落ち着かない人とか、
    “非日常”な人をみるたびに、
    昔の自分が“泣きたいくらいに憧れてた”ことを思い出したりするのです。

    では、なぜそんなに東京に憧れていたんでしょうか。
    そこには「世界の何分の一か」があったということ。
    人類の文化なり科学なりは、常時それなりに進歩していくわけですが、
    その現場は人類社会に均等に与えられているわけではありません。
    僅かな数の先進国だけに与えられた特権です。
    そして先進国においても、国内にあまねく与えられているわけではないのです。
    地方にいたのでは、自分と関係ないところで世界は変わって行ってしまう。
    自身が自己実現するためには、その現場に居合わせることが、
    最低条件だった……そんな思いがあったのです。

    こう考えてみると、今の若い子たちが「別に……」な理由もわかりますね。
    ひとつには、東京にいなくても進歩の現場に居合わせられるということ。
    これはネットのおかげでしょう。
    そしてもうひとつ。
    日本全体の落ち込みのせいで、
    東京といえども「世界の何分の一」なんて言えなくなってるということ。

    私のビジネスはしょせんは国内限定で、
    中部空港から海外へ……なんてことはありません。
    でも、グローバル時代のゲーム業界へ乗り出していく以上、
    学生諸君にはそうあって欲しいと思います。
    そして、君たちにとっての銀河鉄道は、
    新幹線ではなくボーイング製なのです。
    行き先は、LAなのか上海なのかはしりませんけど。

    (傭兵隊長)

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