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ゲームCGを学べる名古屋の専門学校 名古屋工学院専門学校の教員によるブログ。 学校のことからゲーム開発の裏側まで、幅広く書きます。 ゲーム好きには読む価値あり!
2024 . 04
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    ちょうど桜の季節です。
    桜といえばお花見ですが、学生時代からあれに密かに憧れていました。
    もちろん、単に花を観たいってことじゃありません。
    あくまでも“お花見”。
    桜の下にゴザ敷き詰めて作った臨時宴会場で
    会社を挙げて繰り広げられるバカ騒ぎとしての「お花見」です。

    「そんなに宴会したいの?」というと、これがちょっと違うのです。
    あくまでも、お花見というイベントを体験したいということです。
    本来、春の到来を桜に託して愛でるというのは風流なもの。
    一方、ここでいうお花見は、まだ日も高いうちから酔っぱらって
    ネクタイ頭に巻いて熱唱したり女子社員追いかけ回したりで、
    そうした風流さとはまさに真逆なのですが、
    しかしこれだって、もう一面の日本文化なはず。
    だからこそ、あえてその一員になって、体感したいと思うわけです。
    こういう望みですから、辛い役割だってどんどこい。
    ニュースでは、場所取りで座っている若い社員の映像が流れたりしますが、
    ああいう哀愁あふれる参加スタイル、まさに理想的でした。

    で、そんなお花見ですが、ずっと縁遠いままです。
    社会人一年生と来れば場所取り役が回ってきそうなものですが、
    残念なことに公務員として始めてしまったため、
    そんな不謹慎なイベントはありませんでした。
    役所を辞めてからゲーム会社に入ったのですが、ここでもありません。
    暑気払いとかクリスマスパーティーとかは豪勢にやってたので、
    決して会社がしみったれていたわけではないのです。
    まあ、仮にあったとしても、社員の年齢構成から言って、
    期待しているようなスタイルの宴会は無理でしょうね。
    学校の仕事をしている今は、ますます縁遠くなっています。
    4月というのは、学校にとっていちばん忙しい時期なので、
    オフタイムも含め、お花見どころではありません。

    ただこうなってくると、
    そもそも、ああいうお花見っていうものが
    本当にあるのかどうか、疑問に思えてきました。
    公立学校に常勤している校医さんとか
    「ですのよ」で喋るお嬢様なんかと同じように
    ドラマ作りの上でのお約束として存在してるだけではないかと。
    で、ニュース映像も無理してそれにあわせて作ってる……
    映像に出てくる浮かれたオヤジは、制作会社がやとった俳優か、
    その場に居合わせた人に頼んで浮かれてもらったのを撮ってるとかね。

    まあ、誰かがやっていれば後に続く人も出るわけで、
    先に来て出来上がってる酔っぱらいの存在は、
    無数のフォロワーを生み出すことでしょう。
    かくして演出は現実へと転換します。
    あるいは「桜の名所」のオーナーが、人を手配して盛り上げてるとか。
    もしそうなら、文字通りのサクラなわけですね。

    (傭兵隊長)

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