何であれ、モノを生み出すときは道具が必要になります。
ゲームにおいては、プログラム言語やCGモデリングツール、
紙やペンまで、その道具になると思います。
プログラマーの道具のひとつに、「統合開発環境(IDE)」
と呼ばれるツールがあり、道具というより、
全ての道具をまとめ上げた開発の基盤となるものです。
古くは、プログラムを記述する「エディタ」と
変換するとための「コンパイラ」、
そしてその動作を確認するための「デバッガ」の機能だけでしたが、
現在の環境はそれらに加え、
基本となるソースの準備やバージョン管理、
ユーザーインターフェースのデザインなど、
多岐にわたる機能が満載されており、
全てを使いこなせないぐらい大盛りなものが増えてきました。
先日、いつもと同じように、
そのIDEを使ってプログラム開発をしていたのですが、
学生からの質問に答えているとき、
ある機能が誤動作していることに気付きました。
普段は使わない機能なので、困ることは無いのですが、
やはり気持ちの良いものではありません。
その日は、「時間を見つけて対応しよう」と思い、
帰宅しました。帰宅後、学校でおかしかった機能について、
自宅の環境で確認しようとIDEを起動しました。
何か、いつもと雰囲気が違います。
意識しつつも、短いソースを記述し、
デバックしようと思い実行しました。
IDEが記述したソースをガリガリと変換していってくれます。
記述内容にエラーなし・・・、
ゲームプログラム用のライブラリとの融合も成功・・・
さて、実行だ!
実行されません!!
なんと、作り上げたプログラムを実行する機能が壊れています。
手動でプログラムを実行すると、何の問題もなく、
自動的に起動するだけの機能が壊れているのです。
それだけの問題でも、気持ちよくプログラムを作るには、
大きな影響となります。
学校に引き続き、自宅の環境も少しだけ壊れています。
とても気持ちが悪い・・・。
結局のところ、問題点は結構複雑で、
開発環境の修復を何回か繰り返し多くの時間を消費させられました。
しかし、原因が問題を発生させたとするにはハッキリせず、
何か、不運な感じがしてたまりません。多分問題はないと思うのですが、
他にも開発環境があるので、
今回のアンラッキーさが影響を出していないか心配です。
明日は、勇気を持って他の環境も確認したいと思います。
気持ちよく、開発させてくれー。
VT