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ゲームCGを学べる名古屋の専門学校 名古屋工学院専門学校の教員によるブログ。 学校のことからゲーム開発の裏側まで、幅広く書きます。 ゲーム好きには読む価値あり!
2024 . 04
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    後期卒業制作のための準備授業でちょっと面白いことを行いました。

     目的は、

    ① 制作の初期段階からパソコンを前にしての思考・検索を避ける。

    ② グループでの作業が苦手!を克服する。

    ③ お互い遠慮がちで意見が出にくいところに熱い活力を与える。

     

    これらを実行するにあたって用意したものは60色以上あるトーナルカラーです。

     

    色がばらばらになった数百枚のトーナルカラーを、暖色、寒色、中性色、無彩色

    に分ける作業を複数の班で一斉に行ってもらいました。

     

    一人でやろうとする人、いつの間にか指揮をとってうまくメンバーを動かしている人、

    二人で組みになってる人、さっさと終わって他のやるべきことを探している人、

    自分が邪魔にならないように離れたところで見て考えている人、

    常に綺麗にまとめながら早く仕上げる班、なんだかぐちゃぐちゃでやり方に無駄が多く、

    やたらと時間がかかった班などさまざまで、見ていると学生たちの特徴が現れてオモシロイ。

     

    彼らも自らの性格を知り、役割分担を把握することに役立ったのではないでしょうか。

     

    又、日頃おとなしい学生も暖色系を最後に整理したために長波長の色刺激がしっかり

    入っているので脳が活性化されています。各班はテーブルを囲んで意見を出し合い、

    真っ白な紙に鉛筆で記録しながら活発にディスカッションをしていました。

     

    効果はいい具合にあったようで、以前からグループでのテーマ決めについて心配していた

    学生たちも、ディスカッション&コミュニケーションを熱く深めようとしていました。

     

    パソコン+座る+キーボードという思考環境から開放された学生たちは、

    本来の”会話”というものを取り戻したようでした。(ニ)
     
    159892ea.jpg
     

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    インタラクティブな要素をもつものでシミュレーションを行うということは、
    様々な分野の中で当たり前になって、現実と仮想現実の間を少しずつ狭めています。
    人の体の仕組みもおもしろいもので、実際に走らなくとも走っている自分をイメージ
    するだけで、筋力に微妙な変化が現れることが報告されており、医療の分野では触覚
    のある義手が開発されてきています。ゲームの分野においてもリアリティが追求され、
    そのさまざまな演出効果が実際に体で感じられるようになってきました。
    ヒトにとってリアルとは何か。
    嬉しい時も悲しい時もヒトは「信じられない!」とよく言います。
    信じられないことが現実か?信じられている間が現実か?
    きっと両方とも現実なのでしょうが、ヒトは変化が苦手なようです。
    とは言え、変化が無ければ無いで退屈を感じる。そしてリアルを求める。
    いや最近ではリアリティのあるリアルを求めているのかもしれません。
    ところでリアルさが感じられるとヒトは共感して感動しますが、それをちょっと体験
    できることがあります。「それがこちらの商品です!」という通販のCMのように
    なってしまいましたが通販ではありません。この土日にnkcで行われる体験入学です。
    「今ならナントこちらもお付けします!」というのはありませんが、たくさんのコー
    スがあります。当デッサン室ではポスターカラーを使って背景画を描きます。
    きっと出来上がった自分の作品にリアリティが感じられると思います。
    是非、このリアリティを体験しに来て下さいネ。(二)

    こんなのもオモシロイ!

    nkcにはデッサン室があります。CGで自由な制作ができるように、

    ここで基礎的な描写力を養います。

    豊富な窓に囲まれ、適度な風と光が得られる良環境を活かし、

    デッサン室ジャングル化計画!!!というのを勝手に妄想しておりマス。

    少しずつ植物の数も増えつつあるので、成長期のこれからが楽しみです。

    e7635291.jpgそんな中、ひそかにマイブームにして

    いることが、名付けて“極小庭園”!

     植物をただ植えるだけではなく、

    “なんちゃって盆栽”風に岩もどきや

    石庭風の砂利、コケなどをレイアウト

    しています。

    最近はオリジナルステージをレイアウトできるゲームも人気ですね。

    写真の「釣りをするおじいさん」は、雑貨屋さんで見つけました。

    すべて手作りだそうで、微妙に手や首の角度が異なり、それぞれ表情豊かです。

    彼はデッサン室の植物の下で、ずっと大物を狙っています。


    image003.jpg
    写真の「カエル君」はじっと何かを見据え、

    答えを探しているようです。

    植物は生長休止期間を終え、これから

    どんどん伸びてきます。

    学生の皆さんも負けてられませんねぇ。

    あれもこれもと忙しいと思いますが、脳科学的にも睡眠は大変重要です。

    習得したテクニックも取得した知識も、睡眠中に脳内のしかるべき引き出しに収める作業

    が行われ、その後使えるようになるそうです。

    このことは、ワタシも日々制作活動を行っている中で大変実感するところです。

    良き睡眠はよき創作活動の源となる。

    かな?(ニ)

    nkcデッサン室では最近、微妙な変化が見られます。早朝と放課後に課外講習を

    行っているのですが、参加者の多くが1年生です。卒業クラスへと進級した学生は

    卒業制作のためCG実習室へ移りました。進級クラスの上級生たちは、1年生から

    オシリを突っつかれる想いで頑張っています。デッサン力の高さとデッサン室滞在

    時間は比例します。それは課外講習参加者記録とデッサン室の壁に貼られた優秀作

    品の作者名を照らし合わせれば明らかですね。日替わりでいろんなゼミが開かれて

    いる中、うまく時間を調整してアナログワークもデジタルワークも“基礎の力”を

    確実なものにしてから、発展と応用に結び付けたいですね。

     

    ところで今、「視覚の魔術―だまし絵」という展覧会が開かれています。絵画技術

    における“だましのテクニック”にはいろんなものがあります。ダブルイメージや

    トロンプルイユ、シュルレアリスム、現実とイメージの混同、幾何学的イリュージョン、

    錯視などです。しかし、どの作品を見ても共通することは、現実とは何であるか、

    本物らしさとは何であるかを意識させられることです。
     

    image001.jpgエッシャー/「描く手」1948年


    高校生の時にワタシはエッシャーの「描く手」を模写しました。平面の中に平面が

    あり、リアルに描写された手がリアルに描写する手を描いているという循環のおも

    しろさもあり、大変勉強になったことを覚えています。今回の展覧会は、だまし絵

    という共通テーマでいろんな画家があの手この手で楽しませてくれるという贅沢な

    企画です。みなさん是非観に行きましょう。(ニ)

     

    「視覚の魔術―だまし絵」名古屋市美術館にて6/7(日)まで。

    http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2009/damashie/

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