先日、小二の息子が、2丁のプラスチック製のおもちゃの銃を持っていました。
見せてもらうと、連射可能な輪ゴム鉄砲でした。
「子供のころ、割りばしでよく作ったな」と思い出しながら、的に向かって撃
つと、なかなか面白い。「ビシッ・ビシッ・ビシッ」とセミオート、単純なもの
の、高度に作られたゲーム以上に面白い。
「授業で作っているゲームにも、こんな面白さが組み込めたらなぁ」と思って
いると、自分の頬も「ビシッ」っと軽い痛みが・・・。
リアルFPSが始まりました。
戦場は自宅一階、イスやら机やら、遮蔽物もたっぷり。アナキン・スカイウォー
カー対ルークの親子闘争ほど悲しくもなく、輪ゴムという安全性もあり、やられ
る振りをしながら、こちらも、適当に撃ち込む。しかし、遮蔽物と身体の比率や
残弾数の違いで、対戦ゲームであれば、確実にスコア負けの状態が続いていきま
した。
それでも、おもしろい。
小二坊主といってもオス、ヤツには戦闘本能があり、なにも教えていないが、彼
の銃口はこちらの頭に向いて付いてくる。それも、確実に眉間をとらえており、
ちょっと気を抜くと、目の周囲に複数の輪ゴム弾が飛んでくる。中途半端にイタ
イ。
その後、部屋中が輪ゴムだらけになり、奥さんの冷たい視線で、戦闘は小一時間
で終わりましたが、単純な遊びの中に、巨大な楽しさがあることを再確認するこ
とができ、有意義な時間となりました。
PS:
父親の輪ゴムは、二重巻きにして引っ掛けられており、パワーも飛距離も、そし
て命中率も高められていたことは、ここだけの秘密。
(VT)