こう書くと突然ですが、自分的にはむしろ「やっと」です。
企画系のゲーム屋という、全人類の中でも指折りの新しもの好き人種。
しかもNewtonの興亡まで見届けている旧いマックユーザーでもあるわけで、
日本語化される前から当然のように注目していたのです。
手にしたのは、4月の後半。
連休をはさんで、そろそろ1ヶ月が近づいています。
使用感のコメントするには十分すぎる冷却期間ですね。
ただ、冷めた頭でも、言いたいことは購入直後と変わりません。
ずばり、次の一言に尽きます。
「がまんしていた自分が馬鹿だった!」
この種のガジェットは、メディアでは大げさに語られがちで、
話半分で読んでおかないとあとでがっくりくるもの。
ところが、iPhoneに関しては全く違います。
想像以上に快適で楽しい道具なのです。
かつて“フル機能ケータイ”を手にした直後、
使いづらい機能をなんとか使おうと苦労したのですが、
そんな過去の自分の愚かさが鮮明に浮かび上がってきてしまいます。
「何にでも使えるが、どれも中途半端」というのが、
万能プレイヤーの通り相場です。
ところが、iPhoneはむしろ逆。
個々の分野で他の専用機、
たとえばスマートフォンとか電子辞書とかを、凌いでしまうのです。
ことによると、パソコンすらこれに該当してしまうかもしれません。
だいたい、ふつうのプライベートユーザーにとってのパソコンなんて、
Web観てメールやりとりして、たまにソリティアとか遊ぶための道具です。
iPhoneの場合、メールは当然ありますし、
搭載されているブラウザーも、携帯みたいな機能限定版ではなくて、
パソコンと同じサイトをほぼ同じように開けるもの。
また、YouTubeもGoogleEarthもばっちり対応済み。
無線LAN内蔵なので、速度的にもパケット代的にも問題なし。
もう、パソコンじゃなくちゃいけない理由なんてないわけです。
ともあれ、手にしてから3週間ちょっとにして、
すっかり生活に不可欠な道具になっています。
気がついたら、もう20本以上もアプリをインストールしていました。
こうなると、クリエイターモードも目覚めてきます。
iPhoneアプリの開発にはマックが不可欠ですが、
幸いにして工学院にはずらっとそろっているので、環境面では解決済み。
後は作り手ですが、こっちは簡単じゃありません。
みんな「DirectX」中心でしかやってきてないから、
たとえ興味があっても尻込みしちゃいそうだしね。
いっそ新入生に期待?
体験入学でiPhoneいじってもらって取り込んでしまい、
入学後、もっぱらMacで実習してもらうとか。
……ちょっと気が長すぎますね。
(傭兵隊長)
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