雨がよく降るシーズンになってきました
ふと、「雨ニモアテズ」という詩があったことを思い出しました。
この詩は宮沢賢治のふるさと盛岡の小児科医・三浦義孝氏が
小児科学会で披露したもので、
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のパロディーであり、作者は不明のようです。
「雨ニモアテズ」
雨ニモアテズ、風ニモアテズ、雪ニモ夏ノ暑サニモアテズ、
ブヨブヨノ体ニ、タクサン着コミ意欲モナク、体力モナク、
イツモブツブツ、不満ヲイッテイル、
毎日、塾ニ追ワレ、テレビニ、吸イツイテ遊バズ、
朝カラ、アクビヲシ、集会ガアレバ、貧血ヲ起コシ、
アラユルコトヲ、自分ノタメダケ考エテカエリミズ、
作業ハグズグズ、注意散漫スグニアキ、ソシテスグ忘レ、
リッパナ家ノ、自分ノ部屋ニ閉ジコモッテイテ、
東ニ病人アレバ、医者ガ悪イトイイ、
西ニツカレタ母アレバ、養老院ニ行ケトイイ、
南ニ死ニソウナ人アレバ、寿命ダトイイ、
北ニケンカヤソショウガアレバ、ナガメテカカワラズ、
ヒデリノトキハ、冷房ヲツケ、ミンナニ、勉強勉強トイワレ、
叱ラレモセズ、コワイモノモシラズ、
コンナ現代ッ子ニダレガシタ
現代っ子を皮肉った痛烈な内容になっています。
なかなか、現実味があります。自分の子供たちが、
ちゃんと育ったかは、少し不安ではありますが?
追伸:
「雨ニモアテズ」に育てたほうが良いものもあります。
我が家ではプランターで、「トマト」を育てています。
トマトの育て方は、極力水を与えないこと。
そうすると、おいしいトマトができるということを本で読み、実践しています。
最初は、水をやらなくて本当に大丈夫かと不安でした?
今では「雨ニモアテズ」「水ヤリモセズ」で育てています。
いつか、おいしい実を付けて、食卓に登場するのを待ち望んでいます。
(三河のじっちゃん)
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