私が初めてプログラムを作ったときPCのスペック↓↓
------------------------
CPU:Zilog Z-80A 4MHz
RAM:16kbyte(メイン・VRAM含む)
画面:320×200・2色
------------------------
この文章を書いているPCのスペック↓↓
------------------------
CPU:Intel CORE2DUO 2.66GHz
RAM:2Gbyte VRAM640Mbyte
画面:1280×1024×2枚(デュアルディスプレイ)
------------------------
ざっと、10万倍のパワー差。
現在の電動歯ブラシに使われているマイコンと比べても、歯ブラシの方が10倍ほど高スペック。
当然、そんなスペックなので、何にも出来なくて、
起動しても文字ばかりの画面でカーソルが点滅しているだけ。
ゲームもありましたが、スペックが低くグラフィックを高速に描画するなんて至難の業で、
自機を「W」で、ミサイルは「!」、敵機が「@」で攻めてきて、
爆発すると「*」なんて感じでシューティングゲームを作っていました。
そんな環境でしたが、ユーザーは現在のPCと同じように「何でもできる」と期待(錯覚)しており、
黒を含んで4色の画面がPS3の画像より奇麗に見たり、
無理やり作ったノイズまがいの音を音声として聞いて、PCを使っていました。
しかし、現実には文字だけの画面が待っており、
利用するには、目的に合わせた命令を入力したり、プログラムを作る必要がありました。
そんな不自由なPCでしたが、命令を覚えれば、
覚えた分だけPCが見せてくれる機能が増えていく可能性の満ちた世界で、
マニュアルという宝の地図を片手に宝探しをしているような使い方が25年前のPCの楽しみ方でした。
時代は変わり、ハイクオリティーなCGにも驚かないような時代になりましたが、
現在も、昔と同様のコンピュータの楽しさが残っています。それは、プログラムを作ることです。
コンピュータは高速になっても、プログラムで記述する内容はあまり変わっていません。
相変わらず不自由な世界ですが、その不自由さを積み重ねていくと、一つの動きを見せてくれます。
私も、いまだに楽しさを求めてプログラムを作っています。
プログラムはあの頃と変わらぬ楽しさを提供してくれます。
もし、コンピュータの楽しさをもっと求めるのであれば、プログラムを勉強されることをお勧めします。
(VT)
ブログランキングに参加しました。
ワンクリックして頂ければ励みになります。
よろしくお願いいたします。m(_ _ )m
↓↓