10/31はハロウィンでした。
アメリカでは多くの子供たちがゾンビに扮装して、お菓子をもらいに行く行事が行われています。
日本でも近年はかぼちゃのキャラクター(ジャックランタン)があちらこちらに飾られるようになりましたね。
今年は、子供たちの扮装にちなんで「ゾンビ撲滅デー」にしようという提案が行われているようです。
ゾンビというと私たちはシューティングや格闘などのジャンルのゲームを想像しますが、実はこのゾンビ、インターネットに潜んでいるものなのです。
BOT(ボットと読みます)は、インターネット上から、コンピュータを悪意を持って操作することを目的として作られてプログラムのことです。
簡単に言うとコンピュータウィルスのようなものです。このBOTの恐ろしい点は、 ◎感染に気づきにくい
◎自分は被害者のはずなのに加害者になってしまう
(スパムメールなどの発信元になってしまう)
◎犯罪目的に使われている
などの点です。近年は以前のようなコンピュータウィルスによる被害も増加していますが、このBOTを利用した被害も多くなっています。そして、BOTに侵入されてしまったコンピュータを「ゾンビコンピュータ」と呼びます。
(詳しく知りたい方は期間限定で設立されている、サイバークリーンセンター:CCCのホームページをご覧ください。 https://www.ccc.go.jp/)
このゾンビコンピュータを撲滅しよう、というのが「ゾンビ撲滅デー」です。ソフィスという企業が提案したものですが、一般のユーザがBOTに操られることを防ぎ、スパムメールそのものの現象を目的としています。
これを機会に、身の回りのパソコンを確認してみてはいかがでしょうか。
(禰宜氏)