火曜日、今年度の授業が終わりました。
工学院では終業式の類はありませんが、この日は就職出陣式があり、
来年度卒業の学生諸君が、体育館に集められました。
そして、続く2日間は学園の合同企業説明会です。
就職に向けての真剣勝負が、学校を挙げて始まっています。
とはいえ、うちのクラスは、就職なんて当分先。
4年コースの1年目が終わったところなので、まあ呑気なものです。
STなみに短いHRをやってからそのまま大掃除になり、
教室の床とか窓とか夢中で磨き上げて、終わりになりました。
次に集まるのは3週間後。
中学高校とは違ってクラス替えがあるわけでもなく、
また担任も基本替わらないので、呑気さに拍車がかかってしまいそうです。
学園生活が楽しめるのは、とてもいいことなんですが。
ともあれ、こんな感じで日常が過ぎていきます。
日常のありがたさを実感せずに済むことは、
たぶん、本当にありがたいことなのですね。
狭いようで日本は広く、名古屋にいたのではほとんど何の力にもなれません。
節電への協力すら、周波数の壁のせいで役に立てられませんし。
しかし、今この国で起こっていることは、他人事ではいられません。
今はまだプロに任せておくしかないということは解っていても、
手をこまねいているしかない現状がもどかしく思います。
義援金の募集も始まっていて、もちろんそれはそれで参加するのですが、
お金を払うだけに終わることに、むしろ自己嫌悪を感じてしまうのです。
とにかく、自分にできることを考えていくのが、
無事だった土地の人間の、責任なのでしょう。
(傭兵隊長)