デッサン室から最近何かと多いお人形さんの話題ですが、
今回は学生が制作したオリジナル人形をご紹介します。
日頃から既製の人形をカスタマイズしたり、
自分で作る計画を練ったりとやることの多いSさんは、
今年の3月に本校で行われた、
木原 浩勝 氏(モバイルコンテンツプロデューサー)のセミナーを聞いた後、
「あたしクリーチャーデザイナーになる!」と宣言しました。
それ以来、
いろいろと不思議な生命体のスケッチを見せてもらうのですが、
なかなかいい感じに面白さが増してきています。
ある朝、
デッサン室へ行くと
早朝講習で制作している学生を横目に見ながらこの不思議な坊主(写真)が
ワタシの机の上に座っておりました。
髪はモヒカン、
瞳は赤で服は古布のように見えます。
思わず暗黒舞踏の“山海塾”の衣装を思い出しました。
胴体部はバルサを削り、
それ以外はすべて石粉粘土で作ってあり、
針金を通して可動式となっています。
お手軽に工作できる素材を使い、
小さくてもこうやって自分の持つ独特な世界観を、
平面を飛び出して立体として制作する姿勢はとてもいいことですね。
かわいいので「ちょ~だ~い!」って言ったら
「ダメ~!」って言われました。
残念!(ニ)