暑い夏がじわじわと近づいてきました。
実は今年の夏、鈴鹿でレースにデビューします。
「夏の鈴鹿でレース?
それって“8耐”? それとも“ポッカ”?」
まあ、夏の鈴鹿サーキットと来たら、
バイク派なら『8時間耐久』でしょうし、
クルマ派ならスーパーGTの『ポッカ1000km』でしょう。
でも、もうひとつ、定番のレースがあるのです。
その名も『シマノ鈴鹿ロードレース』。
8月最後の週末に行なわれる、自転車の祭典です。
走る道は、もちろん国際レーシングコース。
F1も走る1周5.8キロの周回路(ただし逆回り)です。
年齢や経験に応じて細かくクラス分けもされていて、
2日間で行なわれるレース数は、なんと50以上。
頂点の方は本格アスリート専用なのですが、裾野も広くて、
どんな人でも自分にあったクラスを見つけられます。
前から参加したかったこのイベント、
今年やっとエントリーすることができました。
自転車に乗り出したのは5年くらい前。
マウンテンバイクから始めたのですが、
通勤に使うようになってからだんだんロード志向になり、
今では、細いタイヤ(700×28c)のクロスバイクで走っています。
片道30分程度の通勤は毎日楽しんでいますが、
休みの日に違う道を走ると、苛立つことが少なくありません。
名古屋の道は、広いことは広いんですが、
設計者がどうも自転車という乗り物の存在に気づいていない節があって、
とても快適とは言えないのです。
「信号も無駄な凹凸もなければ自動車もいない道を、
ひたすらノンストップで走り続けたい」
そんな気持ちから、このイベントにずっと憧れていました。
ヘタレ脚の素人の初参加なので、どれに出るべきか迷いましたが、
やはりここは原点を貫こうということで、
「1時間サイクルマラソン」という種目にエントリーしました。
まあ、レース参加とはいっても目的は先述のとおりで、
競って勝利を目指すつもりは全然ありません。
それでも、最下位だけは避けたいななんて思っているんですが。
……みんながそう思ってたら、やっぱり競争になっちゃうかな?
(傭兵隊長)