E3で3DSが発表されたり、PSP2など次世代携帯機の話が聞こえてくるようになりました。
こんな時期に、半導体メーカなどのうわさに耳を傾けると、「○○の加速度センサが××に採用された」なんて、噂が聞こえてきます。その多くは、噂や予定だったりするので、ちょっと前も「iPadのCPUを分析すると、マルチコアで出来ている」なんて、北欧の人が出したインチキなレポートにだまされていたのですが、(本当はARMのCortex-A8らしい)そのような噂から、次のような情報が聞こえてきました。
「3DSのGPUはPICA200。PSP2のGPUはGSX543MP4」
ピカ200なんて、黄色でジッポがギザギザのギャグなのかって、始めは思っちゃいましたが、国産のGPUで、性能は、1600万ポリゴン/秒とPSPの半分程度の処理能力となります。
SGX543MP4は、そのシリーズのプロセッサがiPhoneのGPUに採用する話があるほどの期待度の高いGPUで、噂どおりの利用では、1億3300万ポリゴン/秒と1stXBOXを超える能力を持っております。
GPUの機能的には、ピカツーのほうが1世代ほど遅れているので、少し戦う土俵が違うと思いますが、ゲーム機の良し悪しは、マシンパワーではなく、どれだけ売れるかなので、これらのGPUが、裸眼3D表示と美麗グラフィックを引きつれ、ぶつかり合うことが考えられます。
まあ、どうなるかわかりませんが、気になるのは、SGX542MP4の「末尾の4」です。
半導体の命名ルールは「企業名・ブランド名+型番+スペック」と一般的になっています。
気になっている「4」は何とコア数です。4個のコアを搭載しているのです。そんでもって、このGPUは16個まで任意のコア数を選択できるすぐれもので、PSP2はプログラムや設計をあまり変更せず4倍の能力を手に入れるカードを持っていることになります。
マルチコアの技術においては、コア単位で電源をオンオフ出来ることは当然の技術になっていました。ひょっとしたら12個のコアをオフさせて、4個のふりして、ライバル機の出かたを見守っていたりするかもしれません。
PICA200
http://www.dmprof.com/release/leaflet_PICA200.pdf
SGX543MP4
http://www.imgtec.com/jp/News/Release/index.asp?NewsID=445
PS:
先日、いかにワールドカップの情報に接触せずに生活出来るかと、午前0時にスタートしたところ、僅か数分でオウンゴールしてしまいました。たまたま開いた本が5年ほど前の旅行記で、南アフリカのページで、「2010年のワールドカップが楽しみである」って書いてあるんだもの。恐るべし、ワールドカップ。