BOOKMARKNAGOYAというイヴェントに、作品の出品とライヴパ
フォーマンスで参加しました。先日、関西在住の友人から「名古屋はア
ートイヴェントがたくさんあっていいねぇ」と言われて驚いたのですが、
他府県に比べると内容はともあれ多いようです。スタンプラリーがあっ
たので、「プレゼントに応募!」するために普段行かないような画廊や
展覧会に足を運ぶことを惜しまないお客さんも多かったですね。
出品者の立場からすれば、普段とは異なるお客さんに見ていただけるの
ですから嬉しいことです。
この企画は“日常生活において本と触れ合う時間と機会をもっと持ち
ましょう”という意図で立ち上げられました。よって制作する内容は本
にまつわるもので、ということでした。作家それぞれの本へのアプロー
チの仕方が様々なので面白いです。ワタシは、家で実際に使っている自
作の本棚を壁に設置、収めた文庫本のうち3冊に小さな発音体を仕掛け、
耳を澄ますと何やら小さな音が聴こえるという作品を制作しました。
因みにその発音体に仕掛けられた pic controller のプログラムは、この
マジスゴブログを書いている教員の1人である(VT)先生にお願いし
ました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。いつもワタシの無
理難題を、自由な発想とテクニックによって実現してくださる強い味方
です。この小さな音にはちょいと仕掛けがあって、いろんなリズムが次
第に変化して聴こえるようになっています。しかしこの“小さな音”と
いうのが物議を醸しました。毎回この“小さな”というところでいろん
な方から質問と批判を受けます。質問は自分の考えを、より確実なもの
へと導いてくれますし、批判はあったほうが作品のあり方に味が出るの
で臨むところなのですが、今回は白熱しました。作家同士に撮影その他
のスタッフを交えて20代から50代までのメンバーが、久しぶりに会
場で討論をしました。今さらながら「我々はアツイ!」と実感しました。
学生諸君!このアツイオジサンたちに負けないように、是非!アツイ制