我が国、日本は何事も取り込む風土であり、
取り込んで独自の文化を生み出すエネルギーがある。
維新時がよい例であろう。
先週まで「バレンタインデー」で賑わっていたチョコレート文化。
本来なら、欧州の文化物である。
これから来月に向けて「ホワイトデー」なるものに便乗して、
業者の凌ぎ合いが始まる。
よく考えれば「クリスマス」や「ハロウィン」だって
日本の文化に無かったものだ。
反面、日本独特の「正月」や「お盆」、お釈迦様が前面に出る「甘茶祭」など
の行事も衰えてない。
最近、流行った「恵方巻き」は、名古屋の文化には無かった物なので
よく判らなかったが、昔からあったものらしい。
その他「ひな祭り」や「5月の節句」など、年間を通して
あんばいよい間隔で行われる。
クイズ番組で「1月は何? 2月は何? ・・・」などと、問題に出題されそうだ。
ところで、6月は? ・・・
私は、行事に向かう過程も好きだが、行事が終わった後の「寂しさ」や「儚さ」
も好きだ。
通常、お祭りなどは夜がピークとなる。だから、翌朝その後を
通ると、焼きそばの箸やウィンナーの串などが落ちていて、その上を多くの人達がすれ違う風情が想像でき、面白い。
そこには「儚さ」と「夢の後」があり、より華やかさが偲びられる。
何事も無駄では無いんだと、思い知るいい機会になる。
(善)
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