「ぼく、ドラえもんです。」を読むと、誰の声で聞こえますか?
私は当然、大山のぶ代さんの声で聞こえてくるのですが、水田わさびさんの声と言われる方も少なからずお見えになると思います。
先日、息子との約束を果たすために、水田わさびさんの声がドラえもんと思っている世代に囲まれながら、『映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』を見てきました。
上映中の子どもたちは、テーマソングを合唱し、ドラえもんとのび太の活躍に歓喜の声をあふれさせ、内容が少し落ち着くと後ろを振り返り、映写室をチラ見することを繰り返しておりました。特に、前列から私の顔を見続ける1才に満たない男の子の後ろ見は強烈でした。「ぼく、ドラえもんじゃない」と伝えたかったののですが、不信な人になりたくは無かったので、やめておきました。
映画はハッピーエンドで終わったのですが、少し残念な気持ちが残りました。
それは、私が知っているドラえもんの設定とは違うのです。
映画版の設定かもわかりませんが、のび太の部屋は3畳ぐらいと狭くなっており、スチール机は木製の学習机に換わり、ある程度の参考書が並んでおりました。また、のび太はそれほど駄目な少年でもなく、私が見ていた彼よりはるかに成長しておりました。
時代の変化と世代の違いを感じさせてくれた映画が終わり、息子に好きなドラえもんの道具を質問しながら帰りました。
彼は、「どこでもドア」と「ひらりマント」を挙げ、同じ質問を返してきました。
私は、最狂の道具「バイバイン」と回答し、いかにドラえもんの道具と栗饅頭が恐ろしい結果を招くかを伝え、帰宅しました。
怖さを知らない人は「バイバイン 宇宙」ぐらいで検索してみてください。
VT