写真に写っている「ハチの巣みたいなもの」が何であるか、わかりますか?
これは「杉玉」といいます。
造り酒屋の軒先に吊るしてあり、
杉の葉を束ねて直径四十センチほどの球形にまとめたものです。
酒林(さかばやし)とも呼ばれています。
昔から造り酒屋の目印として用いられてきました。
吊るし始めは青々とした新しい杉玉で、
新酒が出来たことを知らせる役割を果たすようになりました。
やがて枯れて茶色がかり、
この色の変化が新酒の熟成の具合を物語っています。
毎年、桜が咲くこの時期に、
蔵を開放する造り酒屋さんの行事に参加するのが楽しみになっています。
日頃は立ち入る機会の少ない酒蔵で、
桜を見ながら蔵出ししぼりたてで新酒を楽しめます。
未成年の飲酒はもちろん禁止です。また、飲酒運転も厳禁です。
ルールを守って楽しみましょう。
(三河原人)
PR