ある対談番組で、「 人事を尽くして天命を待つ 」 の諺を、作家の五木寛之
は 「 人事を尽くすのが天命である 」 と解釈した。
他力本願的な「天命を待つ」は、あまりにもキリスト教的な考えであり、
後者の方が仏教国には自然であろう。昔、漢語として日本に渡来した時に、
変わってしまったものだと言う。
本校は今、前期末の試験中である。
あらためて学生に、この言葉を送りたい。
「 人事を尽くすのが天命である 」
試験にも関わらず、遅くまでネットゲームにはまっている学生。
残って試験勉強しようと言っても、「大丈夫だから」 と言って逃げる学生。
人事を尽くしているとは思えない。
学生だから、という訳ではない。
人間として生まれたからには、人事を尽くすのが宿命である。
10月から後期の授業が始まる。
まず、授業中に頑張る姿勢を見せて欲しい。
また、前期の二の舞にならぬよう、個人個人が目標を持って後期に立ち向かっていって欲しい、と願うばかりだ。
(善)
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