平成22年11月10日(水)、ゲームCG分野の社会研修会の一環として、ゲーム業界のトップクリエイターをお招きして講演会を実施した。
講師として、(株)日本一ソフトウェア開発部次長の簗瀬涼司氏と同じく第四グループの鈴木敬氏にお越し頂いた。
演題は、「ゲーム業界への就職情報とグラフィッカーの仕事について」であった。
プロを目指す学生なら誰もが気になるテーマであり、現在進行形の学生にとっては的を得た内容であった。
講師自身がゲーム業界へ就職を目指していた頃の、気持ちや考え方・行動など、生の声で話して頂けた。
採用側として、採用0は避けるようにしており、年間採用を考えているとの事。
採用0は企業の成長が無くなり、内部競争も低下するため、景気・不景気に関わらず採用実績は残したいとの事だ。
従って、採用に漕ぎ着けるには「一定基準以上の技術力がある人」と「その時必要とされ人」に絞られ、
さらに「コミュニケーション能力」や「リーダーシップ力」が求められる。
さて、我がクラスではゲーム会社への内定がまだ少なく、これからの状況だ。
仕方の無いことだが、2年過程での卒業では作品が間に合わない。
最低、3年が必要だ。
3年生でも、就活は2年の終わりから始まる。
だから、作品制作に費やせる時間が、3年生でも実質1年半しか無い。
そのうち、1年間は基礎の学習をするので、制作は半年間だけになる。
さらに3Dの作品制作については、実質半年も無い。
できるなら、国と企業が話し合って、青田刈りの歯止めをかけて欲しいものだ。
学校としては、卒業間際までゆっくりとした気持ちで、
壮大なゲーム作りに励ませたいと考えている。
(善)
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