後期卒業制作のための準備授業でちょっと面白いことを行いました。
目的は、
① 制作の初期段階からパソコンを前にしての思考・検索を避ける。
② グループでの作業が苦手!を克服する。
③ お互い遠慮がちで意見が出にくいところに熱い活力を与える。
これらを実行するにあたって用意したものは60色以上あるトーナルカラーです。
色がばらばらになった数百枚のトーナルカラーを、暖色、寒色、中性色、無彩色
に分ける作業を複数の班で一斉に行ってもらいました。
一人でやろうとする人、いつの間にか指揮をとってうまくメンバーを動かしている人、
二人で組みになってる人、さっさと終わって他のやるべきことを探している人、
自分が邪魔にならないように離れたところで見て考えている人、
常に綺麗にまとめながら早く仕上げる班、なんだかぐちゃぐちゃでやり方に無駄が多く、
やたらと時間がかかった班などさまざまで、見ていると学生たちの特徴が現れてオモシロイ。
彼らも自らの性格を知り、役割分担を把握することに役立ったのではないでしょうか。
又、日頃おとなしい学生も暖色系を最後に整理したために長波長の色刺激がしっかり
入っているので脳が活性化されています。各班はテーブルを囲んで意見を出し合い、
真っ白な紙に鉛筆で記録しながら活発にディスカッションをしていました。
効果はいい具合にあったようで、以前からグループでのテーマ決めについて心配していた
学生たちも、ディスカッション&コミュニケーションを熱く深めようとしていました。
パソコン+座る+キーボードという思考環境から開放された学生たちは、