こんにちは、尾鷲人です。
今回も登山の話。
この夏、最後の登山です。
8月28日から30日の3日間で行ってきました。
場所は北アルプスの槍ヶ岳。
日本のマッターホルンと呼ばれており、
標高3,180mと5番目に高い山です。
今回は尾鷲人のリクエスト。
尾鷲人の槍ヶ岳登頂は今回で2回目ですが、
前回は天気に恵まれず、今回に期待。
ワクワク、ドキドキの登山になりました♪
メンバーは白馬岳登山の時と同様、
Pちゃんと教務のT先生、A先生の4人。
今回の登山コースは一般ルート。
上高地から梓川沿いに歩いて山小屋で一泊。
翌日、東鎌尾根という稜線を縦走して山頂を目指します。
最終日、山頂小屋を出て、再び上高地まで歩く超ロングコース。
この二泊三日の行程は
1日目が14km歩いて6時間。
2日目は登りが中心で5km歩いて7時間。
3日目は下りのロング22km。
山頂から上高地まで歩いて8時間です。
今回のザックは総重量14kg。
前回の白馬岳より重いです。
休憩は短く、ほとんど歩きっぱなし。
とにかく疲れました~。
出発点の平湯温泉バスターミナル。
上高地へはマイカー規制があるのでバスで移動。
登山口の上高地。
穂高連峰が見える河童橋。
梓川の水がとにかく綺麗!!
皆で写真撮影。
残念ながら奥穂高岳は見えませーん。
この時点ではあまり天気は良くないね。
ここから宿泊場所の槍沢ロッヂを目指します。
平坦な道なので歩きやすい。
綺麗な緑の森の中を歩きます。
今回のコースの半分の位置にある横尾。
ここまでで11km。
1日目の宿泊場所の槍沢ロッヂ。
館内はこんな感じ。
混み具合としては少ない方です。
ここは相部屋。
8畳に12名詰め込まれます。
だから1人あたりのスペースは1畳ないということですね。
当然、男女一緒です。
知らない人のイビキ、寝相、部屋の熱気は地獄です。
尾鷲人は昔、この画像の左奥の布団で寝ました。
一睡も出来なかったあの状況は今でも鮮明に覚えています。
ちなみに今回はこの広さを個室として4人で使用。
料金は1泊2食で9,000円、
それに個室料10,000円をメンバーで割り勘。
普通の旅館と変わらない感じです。
これは浴室の画像。
大人4人が入れるくらいの浴槽が2つ。
山小屋で風呂に入れるところは珍しいです。
ただ、自然保護ということで石鹸等は禁止。
基本的には汗を流し、浸かるだけ。
これでも十分です。
部屋といい、風呂といい、贅沢な一日でした。
風呂の後は夕飯です。
山小屋らしい食事。
ちなみにご飯とみそ汁はおかわり自由。
山小屋はほとんどこのシステムですね。
ロッヂ前で食後のコーヒータイム。
T先生持参のガスコンロでスタバ焙煎コーヒー。
この時間をみんな楽しみにしていました♪
山で作るコーヒーは格別です。
尾鷲人はブラックが苦手なので、
味はわかりませんが、気分は最高♪
翌朝、朝食を食べて出発です。
木々の間に槍ヶ岳の穂先が見えます。
まだまだ小さいですね。
はるか遠くです。
しばらくは沢沿いを歩きます。
出発から1時間後、大曲分岐。
稜線に出るため、急登します。
稜線の水俣乗越。
ここで初めて槍ヶ岳の全容が見えます。
空の青さが合成写真の様です。
ここから東鎌尾根を歩きます。
尾根が鎌の刃の様に切り立っていて、
道幅が狭いことから鎌尾根と呼ばれています。
振り返れば歩いてきた槍沢が見えます。
上高地ははるか遠く。
どんどん槍ヶ岳が近くなってきます。
みんな足を止めて撮影大会。
ついつい見惚れちゃいますね。
北アルプス特有の岩の荒々しさがカッコいい。
東鎌尾根は数あるコースの中で
比較的歩きやすいコースですが、
こんな垂直梯子や木製梯子が所々あります。
だいぶ近づきました。
大迫力、超カッコいい♪
槍ヶ岳山荘までの最後の岩登りです。
宿泊場所の槍ヶ岳山荘が見えました。
650名収容できる大型の山小屋です。
チェックインを済ませ、山頂の大槍へ目指します。
ただ、あんまり天気は良くない。
東鎌尾根を歩いているときは快晴だったんだけど、
山小屋に近づくにつれてガスが...
大槍を下から見上げます。
高さは約100m。
ほぼ垂直の岩を登っていきます。
ロッククライミングですね。
手足を引っ掛ける場所が無い所は杭が打ち込まれています。
最後の登りは垂直鉄梯子。
上から見たらこんな感じ。
ちょっと怖いですね。
落ちたら真っ逆さま。
確実に400mは滑落します。
T先生は片手で余裕みたいですが(汗)
尾鷲人が初めて登った時は腕がすくみましたよ。
約30分で山頂です。
みんなで記念撮影。
残念ながら周りがガスで視界ゼロ。
下りる時も一苦労。
鎖場や岩場を三点確保で一歩ずつ。
あとは夕飯までまったりタイム。
お昼ご飯食べたり、コーヒー飲んだり。
山での時間を満喫します。
あっ、槍ヶ岳山荘のカレーライスはおススメですよ。
山小屋とは思えない絶品の料理です。
平日なのに結構人がいますね~。
この日は相部屋。
山小屋によくある蚕部屋です。
尾鷲人たちはこの画像の右上段のベッド。
10人が並ぶベッドを4人で使えることに。
ゆったり出来ました♪
夕飯はこんな感じ。
大食堂で食べます。
食後は談話室でみんなでワイワイ。
楽しい時間です。
そうそう、
愛知県から一人で来たという山ガールに会いました。
毎週、色んな山に登っているらしい。
すごいですね。
明日の準備をして、20時には消灯。
山小屋の時間は早いです。
翌朝、3時半に起床。
そして外へ出てみると...
ものすごい星空が!!
雲一つない3,000mの世界は天の川が広がっていました。
そう、これが見たかった!!!
流れ星も見える見える。
肉眼でこの状態が見れるんですから。
しばらくこの時間を楽しんで、
日の出前に山頂の大槍へ。
ヘッドライトを着けて暗闇の中のロッククライミング。
何度か登っているとはいえ、スリル満点。
さすがに穂先でご来光を迎える人は少ないですね。
山頂はガラガラでした。
ヘッドライトが光るPちゃん。
しばらく待って、太陽が上がってきます。
山頂の祠に光があたります。
Pちゃんと記念撮影。
北アルプスの峰々、雲海が見えます。
最高の見晴でした。
太陽の反対側には影槍が見えました。
穂高への縦走路と槍ヶ岳山荘。
はるか向こうには日本一の富士山も見えます。
尾鷲人が一番好きな画像。
光加減、構図、風景、最高の一枚です。
とにかく写真を撮りまくり。
ずーっと見ていたい感じでした。
山小屋に戻って、朝食。
山頂でゆっくりした分、予定より1時間以上の遅れ。
帰りのバスの時間があったので、急いで支度。
9時間を予定していたところを8時間で下山。
結構のハイペースですね。
途中、名残惜しい感じで何度も振り返りながら帰りました。
今回の槍ヶ岳登山は天気に恵まれ、
最高の登山になりました。
槍ヶ岳へは色んなコースがあるので、
またみんなでアタックしてみたいですね。
あんまり綺麗な写真がたくさん撮れたので、
今回は長文になってしまいました。
最後まで見てくださった方、ありがとうございました。
(尾鷲人)
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