「ボウリング」、ふと向こう隣の席から聞こえてきた。
歴史が古~い!
紀元前5200年前(7000年くらい前)のエジプトにはすでにあったとされる。
エジプト考古学者でロンドン大学名誉教授のフランダース・ペトリが、
エジプト人貴族の子供の墓を発掘した際、3個の石でできたボール、
3個の尖った円錐形の石のピンを発見している。
中世ドイツでは信者の信仰心を試す宗教的儀式として用いられていた。
(ピンを悪魔と見たてていた)
◇ ◇ ◇
歴史を紐解くと、
●16世紀 ドイツではあのマルティン=ルターがボウリングのルールを作った。
ピンが9本に決められた。現在はナインピンとして残っている。
●1841年、次第に賭博化傾向にあったナインピンはコネチカット州において禁止され、
ニューヨーク州もそれに続いた。
●1861年 6月22日にオランダ人によって長崎県出島にボウリング場が現る。
以来この日が「ボウリングの日」とされ、現在ボウリング業界においてキャンペーンが行われる。
●1865年 ジョセフ=サムがピン10本でやれば法律に違反しないと考え、
テンピンボウリングを誕生させた。
◇ ◇ ◇
30~40年前ぐらい、全国津々浦々まで「ボウリング」が浸透した時代があった。
花形美女ボウラーがもてはやされた時代だ。今の女子ゴルフ界のようだった。
ボウリングの出荷を大々的に担っていた、古河電気に勤めていた知人は、
当時200万円の臨時ボーナスが手渡されたと聞いた。
最近、深夜番組で復活の兆しがある。若くて見目麗しい女子プロが競う姿は、
我々年配者の血を騒がせる。
気楽にできるスポーツとして、復活して欲しいものだ。
(善)
PR