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ゲームCGを学べる名古屋の専門学校 名古屋工学院専門学校の教員によるブログ。 学校のことからゲーム開発の裏側まで、幅広く書きます。 ゲーム好きには読む価値あり!
2025 . 01
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    卒業期に、卒業生に配布する冊子に『かもめ』がある。
    その中の「 編集後記 」で、心に残るものを挙げてみたい。
     
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    『米百俵』、注文が殺到し、なかなか手に入らなかった本を、
    父から貰った。
     
    長岡藩(新潟県長岡市)・小林虎三郎は、明治維新の大激動期に、
    体制に屈せず自分の信念を通した、教育界の大先覚者である。
     
       ◇  ◇  ◇ 
      官軍に負け、貧乏のどん底にあえぐ
      長岡藩。隣藩より米百俵が贈られた。
    虎三郎「百俵ばかりの米を家中の者達に
      分けてみたところで、たかがしれて
      いる。それくらいの米は一日か二日
      で食いつぶしてしまう」
    吉岡「教育で腹がくちくなり申すのか」
    虎三郎「儂のやり方は廻りくどいかもし
      れぬ。すぐに役立たないかもしれぬ。
      しかし、現在の長岡藩を立て直す道
      は他にござらんのだ。」 ………
       ◆  ◆  ◆ 
     
    「目先の糧より、将来の教育」を実践し、バブル崩壊後の我々に
    多くの教訓を残してくれた虎三郎。
     
    今、「ほんものを見つめる姿勢」が問われる時代。我々に「ほん
    ものの教育」とは何か、を問い掛けている。教育に携わる者の
    永遠の課題だが、
     
    また、子供をもつ親への教示でもある。
    幸あれ卒業生。
     
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    (善)

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